うつで転活はやめておいたほうがいい話
こんばんは、うつ病AC休職中社会人のマグです。
梅雨らしくジメジメとした日々が続いておりますね。
うつになると天候の変化や暑さですらダメージを受けがちです。
これからもっと暑くなるであろう夏に向けて、お互い自分を大切にしながら乗り切っていきましょうね。
さて、今日は自身の転職活動(転活)についてお話ししたいと思います。
自分が忘れないように自分の為のメモみたいな感じなのであまりタメになるような内容ではないことを先に断っておきます…ごめんなさい!
さきに簡単に近況報告しておきます(自分用メモ。特定避けるためにあえてぼかして書いてます)
5つエントリーし、うち1つは民間、のこり4つは非民間。
1つからお祈りされ、おそらく2つもお祈り予定、1つは内定くれるかな?状態、1つは選考辞退しようか迷っているところ。
ざっとこんな感じです。
どこも今の職場より条件は良いのでこの少ない持ち駒でも順調なほうかなとは思ってます。
ちなみにどれも面接までは進んでます。(つまり面接で落とされてる!涙)
さて本題に入りましょうか。
まずは結論から言います。
うつで転活はやめておけ!!!
いやもう誰が考えてもリスク高いことは重々承知なんですが、うつも転活もビギナーで世間知らずだからこそやってしまいましたよ、転職活動。期間としては3月末あたりから動き始めたので今で3か月目くらいですかね。
いやほんと、やめておいたほうがいいですよ…(ズタボロ)
以下に理由を書いていきます。
①病気が悪化する
はい。当然でございます。私の場合は転活にエネルギーを奪われ薬が増えました。
ダウンの波がきていても書類の締め切りや面接日、試験日は変更できないし待ってくれません。
当然ながらダウン中でも応募書類に頭を悩ませ書き上げ提出し、そして最低限の教養試験勉強をし受検し、面接を数回クリアしなければ内定貰えません。
うつ病でそもそも怠いし思考力が落ちている中、薬を服用しなんとか持ちこたえ…られねぇよ!!涙
薬の副作用でさらに頭はボーっとし記憶力は低下アンド低下~。選考が進めば進むほど待ち構える地獄~。しかも選考の予定を細かく管理もしないといけない。今日何月の何日ですか??って状態なのにスケジュール帳に埋まっていく転活の予定をみては上がる心拍数。服用回数が増える薬。毎日続く悪夢。
何のために転活しだしたのかわからない状態がしばらく続きました。
②面接で祈られる
書類選考や試験にパスできてようやく面接だ!と思ったところでこの面接がいちばんヤバすぎる。これぞラスボス。
そもそもうつで頭の回転も遅くなっている&コミュ力が低下しているんですよね。特に私の場合は独り暮らしをしているので誰とも会わないし誰とも会話をしない日々が続きました。
つまり、面接の場が唯一のオーラルコミュニケーションの場になっているという現実。
うまく話が伝えられない、言葉が出てこない、そもそも人と対面するの久しぶりすぎて汗が止まらない。
面接前にこっそり飲んでおいた抗不安薬の御かげで心拍数は抑えられましたが頭がボーっとして理解力が低下し、面接官からの質問の意図をきちんと汲み取れない。
客観的にみても新卒か!?!という出来でした。(これでも社会人歴5年目…涙)
③お金がかかる
都市部やご自身の住んでるエリア内で活動されるならあまり心配はないでしょうが、もし遠方で新幹線・飛行機や高速バスを利用される場合は交通費が半端ない。
また転職活動で必要になってくるのは交通費だけではありません。
プリンターのインク代や履歴書用紙などの消耗品費、郵送代、参考書代や、私は今回東京宿泊用のキャリーバッグ(スーツがシワにならないやつを新調)やリクルート用のワイシャツ等も新調しましたのでその費用もかかりました。
ざっと10万~15万くらいでしょうか。
東京2回飛行機&宿泊で行ったのが大きかったですね。
(それ以外にも遠方の地方都市に数回行っています)
節約して夜行バス…利用したいところですが、そこはうつ患者。無理がきかないので安全を取って飛行機&ホテル宿泊しました…トホホ…。健康な状態だったら夜行バスもカプセルホテル(あるいはネカフェなど)でも大丈夫だったのかもしれませんが、うつで転活するにはこういった部分にも気を配らないといけないのがネックです。
ただでさえ治療にお金がかかる&収入面でも厳しい状態なのに必要な出費がたくさんあるので地方民で地元以外のところで転活するのにはある程度のお金に余裕がないとそもそも難しいです…oh…。
④そもそも内定貰っても働ける自信がない
はい、これです。
いろんな苦難を乗り越えてようやく貰った内定でハッピーエンドではありません。転活はそもそも即時入職が求められます。やばい、まだ病状安定してないよ~~~って状態でも先方(入社予定の会社)側からこの時期までに入社してくださいって言われます。向こうも人が欲しいから求人出してるわけで、特に中途採用となれば即戦力を求めています。
この「内定貰ってもほんとうに即戦力として働けるのか?自信がない」状態ももしかしたらうつ病の症状のひとつなのかもしれません。入社して慣れない環境のなか笑顔で謙虚にタスクをこなしていけるのだろうか?そこまで病状は回復しているのだろうか?きちんと主治医に相談した上で判断したほうがいいでしょう。
さて、上記が主にうつでの転職活動はやめておいたほうがいいよ~って理由なのですが、今度は転職活動のメリット(個人的)に書いていきます。
①キャリアアップできる
収入アップなど、そういう求人にしか手を出していないからなんですが…欲張りなんです笑
②新しい環境に希望がもてる
今の環境でうつになったのだから環境を変えたいと思うのは多くの人が考えることでしょう
③自分を肯定できる
たとえ転活がうまくいかなかったとしても、転活にチャレンジできたという事実が自信になる。自分を褒められる理由が作れる。
④良い刺激が貰える
情報収集や説明会、面接などで色々と「勉強になった」と思うことがたくさんありました。同じ受験者の若い学生さんや転職組の社会人の方とお話しすることもあり、一期一会ですが良い出会いがあったなと思います。また面接をこなしていくうちに、少しずつ「社会人としての自分」を回復していけているような気分でした。自分のダメな部分も、逆に勝負できる部分も知れる良い機会になったと思います。
最後に。
うつでの転職活動は大変リスクが高いです。
それでもあなたの人生は最終的にあなたが決めることです。
いつだって自由です。(責任は伴いますが)
私は世間知らずだからこそ出来た&もともと忍耐力はあるほうなのでトライできたラッキーなケースだと思います。
ただ確実に言えるのは病状は悪化します。
個人的には時間もお金も労力も、本来のうつの治療に使って欲しいです。
やっぱり病気を治すことが最優先だと思います。
うつで転職活動しようか迷っている方に何かひとつでもヒントになることがあれば幸いです。
最後まで読んでくださって有難うございました。
2018.6.10 マグ
私とうつの馴れ初め
2000年代はみんなブログ書いてたのにブログ書く人もあまり見かけなくなりましたね。
そんな私もブログを書くのは数年ぶりです。
どうも、マグと言います。
うつ病(大うつ病)で休職中のAC(アダルトチルドレン)です。
今回はまず私がうつになったきっかけについてお話していきたいと思います。
うつ病って聴くと エッ て思われがちですが実はこんな私も1年前までは普通に総合職でバリバリ仕事していました。
むしろ仕事人間でいわゆるワーカーホリックでした。
これはうつになって知ったことなんですが、うつというのは突然やってくるものではなくじわじわとその「予兆」があるんですよね。
例えば眠れなくなったり、趣味が楽しめなくなったり、食事の味が感じられなくなったり、週末になると必ず熱が出たり、めまいや動悸がおさまらなかったり、つねに身体が怠い等…こういった「予兆」がだんだん増えていきます。
そして私はその増えつづける予兆を感じ取りはしていたものの、無視しつづけ仕事にいっていました。(その期間およそ2年ほど)
「社会人としてこれくらいみんな我慢している、自分だけじゃない」そう思って何の対処もせず、また仕事が忙しいという理由で病院にも行けていませんでした。
それが積み重なったのかあるいはまったくの偶然だったのか、内蔵の一部を病気しまして。
すぐにオペするほどではなかったのですが、薬物療法で治療しないとね~って話をドクターとしていた際に他になにか症状はあるかと聴かれ、素直に夜あまり眠れないことが続いていると伝えました。
そこからそれは普通じゃない、ストレスからきている可能性があるからと、心療内科か精神科を受診したほうがいいと言われ驚いたのを今でも覚えています。
それから2か月後に精神科を受診し(仕事が忙しくて&気乗りしなくて受診が遅れた)、結果、仕事の激務からくるものとして「適応障害」と診断されました。
適応障害?なんじゃそりゃ?よくわかんないけど休めるの?
なんでもいい、とにかく熱が下がらなくて身体も辛いのでほんの5日ほど仕事休ませてくれ~~~~っと思っていました。
しかし医師からは休職は最低3か月は必要だと言われ
(今考えると当然なんだけど当時はなんで3か月も!?そんな仕事休むとか無理!!!という思いが強かった。苦笑)
どうしてそんな休む必要があるのか、自分がいないと仕事はどうなるんだと色々考え、結局診断書の期間はひとまず1か月にしてもらい(必要だったら診断書追加してもらうので1か月で書いてくださいと医師に頼み込んだ)、上司とも相談し、業務の引継ぎを終えてから休職させてもらいました。
そして本当に1か月の休職で復帰しました。
(アフォか~~~~い)
さて皆さんもうお分かりですよね。この判断が間違っていると…。
そう、わたくしアフォだったんです…。
今考えるとこの復帰がいかにダメだったか頭が痛いほどわかる…上司も私自身も、病気のことをよく理解していなかった。深刻に考えていなかった。
さて復帰後は休んでいた1か月を取り戻す勢いでバンバン仕事しよう!!と意気込んでいたものの、いざ復帰をしてみるとなんだか様子が違う。
まずフルタイムで出勤は駄目らしく半日出勤からスタート。(職場の配慮です)
任されていた仕事が半分ほどに減っている。(上司の配慮です)
今まで理不尽に怒鳴りちらしてきた職員も人が変わったように優しくしてくれて驚きました。(はじめからそうしろや)
これらの有り難い配慮が、逆に自分にはストレスに感じ、私はもう要らないのか?役立てないのか?と不安と焦りが増していきました。
仕事はバリバリして当然、そういう考えがあったので自分の現状が耐えられなかったのです。
かくして、私はこの数か月後に「うつ」になり休職に至りました。
適応障害の診断が出ていたときにきちんと病気について考え向き合わず、療養しなかった。そして誰にもそのことを話さず、明るく元気なフリをして復帰を急いだ。
以上が私のうつになったきっかけでした。
(ホントは復帰してからうつで休むまでが一番しんどかったです。それについてはまた別の機会に改めて書きたいと思います)
ちなみに現在も休職しながら病気療養中です。
このブログではうつの日常生活や仕事のこと、独り暮らしのこと、ACとしての過去のお話しなどをゆる~く記事にしていきたいと思います。
ブログを通して同じように苦しんでいる人たちに何かひとつでも勇気を与えられたらなら幸いです。