うつ病ACの独り言

うつ病で休職中のAC社会人が思うままに日常生活などについて書いているブログ

ACあるある

みなさんこんにちは、うつ病休職中ACのマグです。

毎日暑くて、いよいよ夏ですね。

ちなみに私は暑すぎて昼間に外出するのがめっきり減りました…苦笑

最近は気圧が安定しない?せいか頭痛が酷いのですが、水分不足でも頭痛になると聴きせっせと水分補給しております。

確かに水分をたくさん取ると少し楽になったような…!(気のせいかな?)

皆さんも水分不足しっかりしてご自愛くださいね。

 

さて、今日はAC(アダルトチルドレン)についてお話ししたいと思います。

私はうつ病である前にACです。

現在私はうつ病を患っており治療中ですが、うつを治すには自分のACについて向き合うことが必要だと感じてます。

正直に言うとうつ病であることよりもACであることのほうがしんどい。

というかメンドイ。

治療しようがないというか…扱いにくいんですよね。ACは病気でもなければ病名でもないし。他人に説明しようがない。説明するには自分の子ども時代の不幸を話さないといけないわけで。それって結構難しいんですよね。話したところで相手も困惑するだろうなぁと思うし、そういう当事者たちの「配慮」が「沈黙」に変わっている部分は現実でかなりあると思います。

こういうネットでしか言えないことってたくさんある。

なので私は匿名を利用しのびのびとブログで自分のACの苦しみを吐露しちまおう!と思っています。(実はそのためにブログ作りました笑)

 

でもいきなりここで自分の(不幸な)子ども時代の話をしても面白くないので(というかそれを文字にするのが自分でもめっちゃしんどい笑)

まずは入門編としてACあるあるを書いていきたいと思います。

ACって何?って人はネットで調べてね~。もしや自分もACでは!?とピーンときた人!共に過去の自分、そして認知の歪みと戦おう!

 

ACあるあるネタ(入門編)

①支配のもとで育ったので自分で選択できない。主体性がない。

はい!ACよくある!

私の場合はそもそも選択肢など与えられませんでした。

親も厳しい&進学校だったので、高校までは家庭内でも学校でも大人の命令に従うしかない日々。なのに大学生になって突然「君たちはもう大人です。これからは責任と自主性を持って~」とか突然に自主性を求められ困惑しました。おいおい今まで協同!同調!学歴!ばっか言ってたのに突然に自主性とか責任とか自分で考えて行動しろとか言われましても困ります。マジでそういうの義務教育のうちに教育しろ。

 

②恋愛できない・結婚願望ない・子ども作りたくない

もうこれ仕方ないと思うんですよ(震え声)

ACにとって「家庭」とは理不尽で不幸なものなんです。結婚?そんな恐ろしいことができるかよ…。

え?恋人いないの?なんで?

(ACは愛が分からないからです。愛という名の支配と虐待を受けてきたので愛が何なのかわかりません。)

え?結婚しないの?勿体ない!

(ACにとって家庭を作るのは恐ろしいことです。)

え?将来子ども作らないの?

(ACは自分のような不幸な子どもを増やしたくないのです。また虐待は連鎖する可能性が高く、自分の親もACであるケースが多い。そのため自分の代でこの負の連鎖を止めるというある意味責任を勝手に感じていたりします。)

そもそもACは強烈なパワーバランスのもと(=家庭)で育ったので他者との関係をうまく築けません。友達ですら作れなかった人、多いと思います。

そんなACが恋愛だと!?結婚だと!?人間を育てるだと!?ハードル高すぎっショ。

 

③よくある「子ども時代は楽しかった」「子どもに戻りたい」がわからない

子ども時代ってそんな楽しいものなんですか?(すっとぼけ)

何もできずに大人のいう事きくしか生きる術がなかった子ども時代に戻りたいなんて思うACいないと思う…。

もうこの時点でACって「自分と他者」の違いをまざまざと見せられ絶望するよね。

 

④帰省、親や家族のネタを振られると困る

他人からお盆や年末年始は帰省するんですか?とか聴かれるのもドキッとするの自分だけかな。

なにもドキドキする必要ないし、聴かれるのが苦痛とかいうわけではないんですよ。

でも聴かれて何て答えて良いのかわからなくて毎回笑って濁すんですよね…なんて言えばいいのだろう。未だにこの点に関してはうまくできません。

 

⑤親を憎み切れたら良かった

いや憎いんですけどね!!!!!!(心からの叫び)

でも肉親なんですよねぇ、全部が全部憎いわけじゃない、感謝してる部分もあります。

だからこそ複雑なんですよね、だからこそ苦しむんですよね。

心のどこかで未だに親に認められたい、褒められたいって期待に応えようとしている自分がいたりします。もう解放されたいですよね。なんなんでしょうね家族って。

 

⑥ほんとうの自分がわからない、自己肯定できない

良い子を演じ必死で親や周りの期待に応えようとするAC。

問題行動を起こすことで親や周りの関心を集めようとするAC。

どっちのパターンもあるかと思います。(ちなみに私はどちらも経験ある混合型です)

でもどちらにせよ「親・周りの感心を集めるための自分」でしかないので、ほんとうの自分って何?と悩むACは多いはず…。

「自分のための自分」が居ないんですよね。生きているのは自分なのに。

よって当然ながら自分が自分であることを肯定できません。

なぜならそういう教育がされなかったんじゃ~~~~い!!!

 

精神疾患にかかる可能性が強い

子どもの頃から強いストレスを受けて生きてきたACは子どものうちに限界を迎えるひと、大人になってから限界を迎えるひと、色々いると思います。

ちなみに私は

①小学生時代にストレスで自律神経失調症になり

②大学生時代に「アレもしかして自分ACなんじゃね?」って思い適応障害発症して

③社会人になって適応障害&うつ病発症

というステップを歩んできました。

自己肯定できないまま生きると何かしらの精神疾患にかかる可能性大です。

 

⑧ACであることを言えない、そのため他者に理解されにくい

なかなか自分の不幸エピソード言えないよね。思いだすのも苦しいのに。

病気でもないし。でもトラウマで病気になっちゃうんだよね。そろそろ国はACに対しての何らかの政策を打ち出してくれ。

 

⑨自分を愛せない

愛するとはなんなのでしょうか。

哲学かよって話ですが割とマジでこれに悩んでいるACは多いはず。当然他人も愛せません。ACのいちばんの苦しみってここかも。

 

 

以上がACあるある入門編でした。

上記に対してひとつひとつ向きあう&改善するには莫大なエネルギーが必要になります。というか過去のことは変えられないんですよね。でもその過去のトラウマで今もこれからも苦しんでいるのがACなんですねトホホ…。

 

さて、ここからは個人的にACである自分がこれで楽になった、助かったというアイテム?をご紹介します

 

①AC関連の本を読む

私はまずここからスタートしました。

ネットで自分ってAC??と思いまず図書館にいってAC関連の本を読み漁りました。

自分がACであると認識するのはとても苦しいことですが、自分の抱える問題をクリアにしその問題と向き合うためにAC関連の本を読むのはかなり有効な手段だと思います。

 

②同じACの仲間をみつける

現実ではなかなか出会いませんがネットでは同じ仲間に出会えます。

もしかしたら出会っているのかもですが、現実ではみんな自分から言いませんからね、そういうこと。特に大人になれば自分の過去の話なんてよっぽど親交を深めないと話す機会もないですし、話したところで暗い雰囲気になるので…苦笑

その点、ネットだと自分はACですって言える。

同じ仲間がいるんだと思うと心強いです。子ども時代の苦しみはその人だけの苦しみですしAC同士でもなかなか「似たような境遇」で育った人に出会えるパターンは少ないですが、同じACという苦しみは十分に理解しあえると思います。

 

③自立するためのお金

ハイ、お金です。

ACは親元を離れたほうがいいです。私は独り暮らししだしてから自由の意味を知りました。家でリラックスして過ごせるのは初めての経験でした。

が!!そのためにはお金が必要になってきます…。

でも現実的には経済的な理由で親元を離れられないって人が多いと思います。

また一人暮らしできるお金が貯まって離れたところで、その一人暮らしを継続するための経済力は維持しないといけません。

結構ナイーヴでシビアな話だと思いますが、お金がAC問題を解決する手助けをしてくれることは間違いないと思うのであえて書きました。

ほんと、国はACに対して経済的な負担の軽減とかそういうのして欲しい

 

④自分を肯定する

たぶんこれが一番大事。

自分で自分を肯定するのが難しければ、肯定してくれる人に出会うのも有効な手段だと思います。

私は社会人になってから上司に褒めてもらうことで生まれて初めて生きてる!!ここにいてもいいんだ!って自分を肯定することができました。

(まぁ後に上司に褒めてもらいたい、期待に応えたいがために何でもイエスエスと仕事をやりすぎて身体壊してうつ病になったんですけどね…良い経験にはなりました。病気になったからといって嬉しかった思いは消えませんし人間限界があるんだと知れたので。)

初めは褒められることに慣れておらず困惑しましたが次第に「そうなんだ、自分はここが褒めてもらえるポイントなんだ」と自分で受け入れられるようになりました。

あ!でも、褒めてもらえたからといって調子に乗るのは危険です…私は嬉しさのあまり調子乗って過剰な期待に応えようとボロボロになったので。

小学生かよって感じですが多分心は小学生なんでしょう(大真面目)。褒めてもらったり自分を肯定することに関してはまだまだ子どもなんです。心が成人するのいつかな~って感じですが気長にいくしかありませんね。

 

⑤自分を愛することを諦める

はい。諦めちゃいます。私は諦めて楽になれました。昔は自分を愛そうと必死でしたが正直苦しかったですし無理っすよ…愛がなんなのかもわからないのに愛するって何なんだ!?いろいろとACにはハードル高すぎて無理っすよ…無理なことは諦めましょう。

逆に、愛そうとはせずに「自分の抱える問題点を減らしていこう」と考えることで前向きになれました。

あと愛せなくても敬意を払うっていう部分は意識していますね。自分にも相手にも敬意を払う。これでなんとかここまでやってこれたのかな?と自分なりに思っています。

 

 

いかがでしたか?

あくまで上記のことは個人的なAC体験をもとに書いていますので全部が全部のACにあてはまるわけでもないですし、回復の方法も人それぞれだと思います。

家庭内のトラウマや虐待ってACの数だけあると思うので…辛さも人それぞれでしょう。

 

今日はさわりの部分でしたが今後はもうちょっと踏み込んだAC体験を書いていけたらなと思います。

このブログを通して同じACの誰かに勇気を与えられたらなぁと…。もちろんACじゃない方もACってなんぞ?と思うきっかけになってくれると嬉しいです。

あと欲をいえば皆さんのAC体験も知りたいっす…。ACの記事とかもっと増えてもいいと思うんですよね。日本中にACたくさんいると思いますし。ACのみなさま、AC体験とかご自身の苦しみとか書いて良いのよ…というか読みたいです、私が!笑

 

ここまで読んでくださって有難うございました。

では。

2018.6.22 マグ

f:id:mgcup77:20180622225330j:plain